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ホーム > しんきん経済レポート >2008年No.03 浜松地域の森林資源

浜松地域の森林資源

森林は、木材としての素材資源、地球温暖化の原因となる二酸化炭素の吸収源、水資源の涵養等、われわれの生活にとって欠かすことのできない重要な役割を担っている。一方これから春先にかけては、森林から飛散するスギやヒノキの花粉により花粉症を発症され、しばらくの間苦労される方も多いであろう。

浜松市は平成17年7月に行われた12市町村の合併に伴い、市域面積の約7割である10万任森林地域によって占められる都市となった。下記の表が示す通り、森林面積の割合(森林率)は県平均と同じ水準であるが、浜松市地域の森林資源の特徴として、民有林における人工林面積の割合が77%と県平均の60%に比べ17ポイント高いこと、樹種別の蓄積では針葉樹(特にスギ、ヒノキ)が多く占めることが挙げられる。人工林は明時代に始まった植林事業によるところが大きく、民有林の樹種別蓄積量の割合はスギとヒノキで全体の87%を占め、特にスギの割合(60%)が高い。

今後も森林資源を有効活用するために、森林の適正な維持管理が必要になる。そのためには労働生産性向上による低コスト林業の推進、森林資源をいかした新商品の開発、石油に替わるエネルギー源の1つとして木質バイオマスを利用するなど、浜松地域全体で森林資源が循環する仕組みをつくる必要ではなかろうか。

森林の概要

全域面積 森林面積 森林率 民有林人工林率 民有林の蓄積量
静岡県 778千ha 502千ha 65% 60% 76,699千m³
浜松市 151千ha 103千ha 68% 77% 19,799千m³

出所:浜松市森林・林業統計要覧計数(平成17年度末調査)よりしんきん経済研究所作成

グラフ:樹種別蓄積量の率

出所:浜松市森林・林業統計要覧(平成18年3月)よりしんきん経済研究所作成

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