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ホーム > しんきん経済レポート >2008年No.05 新幹線停車本数の比較

新幹線停車本数の比較

前号(4号)で、JRダイヤ改正により、浜松駅に停車する新幹線「ひかり号」の停車本数が増加したことを述べた。長年の悲願が叶ったが、それでも1日約100本の停車本数(ひかり・こだま合計、上下線合計)に対し、150本以上(上下線合計)が浜松駅を通過している状況に変わりない。東海道新幹線は東京−名古屋・大阪間の輸送が最優先されるため、浜松や静岡は通過列車が多くなり、都市規模に比べ利便性が著しく低く感じてしまう。そこで、東北・上越新幹線沿線の政令指定都市(首都圏の除く)の停車本数(東京と結ぶ本数)を比較してみた。

新潟(人口81万人)は、浜松と人口が同規模で、同時に政令指定都市に移行した都市である。ただ浜松と違い、首都圏を除けば新潟は上越新幹線沿線最大の都市であり、起終点駅であるため当然すべての列車が停車する。一見浜松よりも停車本数が多く感じられるが、東京と結ぶ列車の停車本数は55本(上下線合計)と浜松を大幅に下回っている。

次に、仙台(人口100万人)をみると、東京と結ぶ列車の停車本数は117本(上下線合計)と浜松を23本上回る。ただし、品川駅開業前(2003年)以前は、浜松と仙台の停車本数の差は約40本あったことから格差は縮まってきているといえる。

もっとも中核市の郡山(人口33万人)でも浜松とほぼ同じ本数が停車していることから、やはり浜松が東京―名古屋・大阪間に埋もれていることは否めないが、浜松の利便性が低く感じられるのは、停車本数が少ないからではなく、過密ダイヤのため上位列車の通過待ち時間が長いからだと考えられる。

グラフ:2008年No.05 新幹線停車本数の比較(東京と結ぶ本数)

出所 新聞報道等をもとに、しんきん経済研究所作成
※東京発着でない本数は計上されていない。

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