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ホーム > しんきん経済レポート >2008年No.13 県西部の海の玄関、御前崎港

県西部の海の玄関、御前崎港

御前崎港は輸送用機械をはじめとした工業製品の出荷額が多い県西部地域を擁している。県がまとめた調査によると、平成19年の御前崎港の貨物輸出入量は242万トン。平成18年に比べ83万トン増加し、輸出量をみると10年前の約30倍と急拡大している。内訳は輸出量が平成18年より73万トン多い216万トン。輸出量のうち完成自動車が185万トン、自動車部品が26万トンとこれら自動車関連で211万トンとなり、輸出量全体の97%を占めている。一方、輸入量は平成18年より10万トン増の25万トン。輸入量のうち鉄鋼が10万トンと最も多く、次いで自動車部品の4.8万トン、非金属鉱物4.5万トンの順であった。平成9年に自動車運搬船の入港、平成16年には、新たな多目的国際ターミナルの供用が開始されるなど、輸出を中心に貿易量は年々増加している。

今後、さらにスズキ相良工場での輸出向け自動車の生産が本格化すれば、御前崎港の貨物の取扱い量が増加すると予想される。輸出量の増加に対応するためにも一層の港湾設備の充実を図ることが必要である。また御前崎港周辺には平成21年3月に富士山静岡空港が開港予定、第2東名の建設など交通拠点の整備も進んでいる。今後はこれら交通拠点と御前崎港を結ぶアクセス道路や国道150号等の整備を進めるのはもちろんのこと、現在清水港の5分の1程度しかない外易定期コンテナ航路数を増加させることで港湾機能拡充させ、現在、他港を利用している県西部地域の企業にとって利用しやすい港をつくることが必要であろう。

グラフ:浜松市と静岡市の売場面積、年間商品販売額の対比

【出所】「御前崎ポートセールス実行委員会」ホームページ統計資料よりしんきん経済研究所作成

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