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ホーム > しんきん経済レポート >2008年No.15 ガソリンスタンドの推移

ガソリンスタンドの推移

最近の原油価格高騰は私たちの生活に様々な影響を与えている。中でもガソリン高は車社会中心の当地域にとって非常に痛手である。ガソリン高は家計ばかりでなくガソリンスタンドを経営するうえでも大きな影響を与えている。

以下のグラフは、浜松石油業協同組合管内(旧浜松市、旧浜北市、旧引佐郡)のガソリンスタンド数(組合加盟)の推移を示したもの。平成12年調査以降、ガソリンスタンドの総数は一貫して減少している。平成12年には303店あったガソリンスタンドの総数は平成20年3月調査では214店にまで減少した。減少の要因として、元売り会社と価格交渉が難しい小規模なガソリンスタンドがガソリン卸価格の上昇を販売価格に転嫁することができず厳しい価格競争にさらされ収益が悪化していることや、後継者がいないことにより廃業に至ることが挙げられる。

最近は従来式スタンドよりガソリン価格が安いセルフ式スタンドの増加により、価格競争は一層厳しくなっている。中にはガソリンスタンドを運営するより当該土地を不動産物件として運用させるほうが効率的であるため、不動産賃貸業に業態を変化させる動きもある。

現在、郊外の大型ショッピングセンターの横には買い物ついでに利用してもらうように大手資本のガソリンスタンドが出店し、隣接している小売店と業務提携することで実売価格を低下させている。中小のガソリンスタンドは給油以外(車検や自動車整備等)のサービスで収益を確保する必要があろう。

グラフ:浜松地域のガソリンスタンドの推移

【出所】ガソリンスタンド数「浜松石油協同組合」調査より しんきん経済研究所作成

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