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ホーム > しんきん経済レポート >2008年No.20 浜松市の観光入込客数

浜松市の観光入込客数

2008年10月、国は官民あげて観光立国実現に向け取り組むため、観光庁を設置した。県西部地域には浜名湖や今年で開湯50周年を迎える舘山寺温泉のほか観光資源が多数ある。浜松市の観光ビジョンでは平成28年度までに観光入込客数を2,000万人にすることを目標としている。

以下のグラフは浜松市における観光入込客数の推移を表したもの。平成18年度は対前年比で2.8%増の1,648万人であった。浜名湖花博開催という特殊要因により観光入込客数が2,000万人となった反動により減少した平成17年度を除き平成15年度以降は対前年比プラスで推移している。

従来の観光は団体行動で、観光地を見て、温泉に入るという画一的なものが多く、観光地側は大勢の観光客を同一のサービスで対応すればよかった。しかし近年観光に対する人々の意識は急速に変化している。団体行動から、小グループ・個人行動へ「見るだけの観光」から「自ら体験し学習する観光」へ変化し観光に対する人々のニーズが多様化している。

来年9月には浜松モザイカルチャー世界博が浜松フラワーパークをメイン会場に開かれ、来年度の観光客数の増加の要因になるであろう。しかしこの大型イベントを一過性のものにしてはいけない。現在、県西部地域では観光施設と農林水産業や工業施設が結びついた地域ならではの観光商品がいくつか提案されている。今後も観光地がそれぞれの点で存在するのでなく他の産業と連携や、近隣の東三河、南信州等の地域と広域連携を結び面的広がりを作ることで観光客の多様化するニーズに応えることが重要になるであろう。

図:浜松市観光入込客数の推移

【出所】浜松の商工業(平成20年版)よりしんきん経済研究所作成

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