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ホーム > しんきん経済レポート > 2009年No.04 浜松市内のタクシー乗車人員の推移

浜松市内のタクシー乗車人員の推移

タクシーは地域の景気動向に対し敏感に反応する。平成20年のタクシーの浜松市内タクシー乗車人員(浜松タクシー協会、浜松市個人タクシー協同組合、西部個人タクシー協会の合計)は平成19年に比べ7.7%減の789万人となり、平成15年以来5年ぶりに800万人を割り込んだ。平成20年3月以降、10カ月連続で対前年比マイナスが続いており、一昨年の運賃値上げによる要因も加わり最近の浜松地域の景気低迷が乗車人員の減少に反映している。

過去の推移をみてもバブル崩壊以降、乗車人員は減少が続いた。その後、当地域は輸送用機械製造業中心に景気は堅調に推移、さらに平成14年6月に道路交通法が改正され飲酒運転の罰則強化されたこともあり乗車人員は増加に転じていた。

乗車人員が減少するなか、各タクシー会社は効率的な無線配車のほか、介護や福祉など利用者のニーズに応えるための車両の導入を行い需要の創出にも力をいれていたところも多い。ただどんなに設備が整った車両を導入しても乗務員の接客サービスが悪ければ新たな利用者獲得につながらない。今年は富士山静岡空港の開 港や浜松モザイカルチャーが開催されるため観光客の需要獲得が期待される。そのためには他地域からの観光客や外国人観光客が安心してタクシーを利用することができる料金設定や接客サービスを整えるべきであろう。またこの取り組みが地域住民にとって今後も必要不可欠な交通インフラとしてより一層機能していくことにもつながる。

グラフ:浜松市内のタクシー乗車人員の推移

出所:浜松市タクシー協会、浜松市個人タクシー協同組合、西部個人タクシー協会、よりしんきん経済研究所作成

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