リサーチニュース

ホーム > しんきん経済レポート > 2009年No.05 舘山寺温泉の利用状況の推移

舘山寺温泉の利用状況の推移

今年9月に浜松モザイカルチャー世界博2009が開催される。メイン会場である「はままつフラワーパーク」にほど近いところに立地する「舘山寺温泉」。その舘山寺温泉への宿泊客数の低迷が続いている。舘山寺旅館組合の調査によると08年の舘山寺温泉の宿泊客数は前年比1.9%減の512,917人。90年代前半の宿泊客数は65万人以上を保っていたが、90年代後半から減少傾向が続いている。浜名湖花博が開催された04年には宿泊客数が66万人に持ち直すも一時的な増加で終わり、翌年からまた減少に転じ低迷状態。昨年の宿泊客数は91年の7割程度の水準にまで落ち込んでいる。

宿泊者数減少の要因としてバブル経済崩壊以降、法人需要を中心とした団体客が減少したこと、旅行形態が団体旅行から個人・小グループ単位での旅行に変化し個人客の需要を取り込めなかったことがあげられる。浜松モザイカルチャー開催で宿泊客数の増加が期待されるが、浜名湖花博の時のように宿泊客の増加を一過性のものにしてはいけない。

浜名湖かんざんじ温泉協会も宿泊客が旅館だけで過ごすのではなく、温泉街を回遊することができる演出を試みている。現在主流の個人客を取り込むため施設を改装できればいいがそのため多額の資金が必要となる。施設の充実を図ることはもちろん重要なことではあるが、温泉街一体となって個人客の誘致やリピート客をつかむような仕掛け作りを今後も続けるべきである。

グラフ:舘山寺温泉宿泊客数の推移

出所:舘山寺旅館組合集計資料よりしんきん経済研究所作成

しんきん経済レポート一覧へ

  • 遠州信用金庫
  • 浜松信用金庫
  • 信金中金総合研究所

PDFファイルをご覧になれない方は、最新のAdobe Readerをインストールしてください。

アドビアクロバットリーダーはこちらからダウウンロード