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ホーム > しんきん経済レポート > 2009年No.06 外国人労働者の雇用状況

外国人労働者の雇用状況

静岡労働局によると平成20年10月末現在で県西部地域のハローワークに届け出された外国人労働者数は19,236人、そのうち派遣・請負で雇用されている外国人労働者は14,857人であった。西部は中部、東部に比べ外国人労働者の総数、派遣・請負で雇用されていた外国人労働者数ともに最も多かった。さらに中部、東部とも派遣・請負事業所で雇用されていた外国人労働者の割合は半数以下であるのに対し、西部は77.2%もの外国人労働者が派遣・請負事業所での雇用であり、当地域における大多数の外国人労働者が不安定な雇用関係下で就労していたことが浮き彫りとなった。

西部地域ではこれまで多くの外国人が派遣・請負事業所に雇用され、主に製造業へ派遣されていた。しかし西部地域は現在、急激な景気後退に伴い、輸送用機器製造業を中心に、派遣社員や期間従業員をゼロ、または大幅に減らす雇用調整を実施し大幅な減産を行っている。今年1月における西部の有効求人倍率は昨年12月より0.24ポイント減少の0.69倍と、地域別でみると最も低くなっており、職を失った外国人の雇用環境は一層厳しさが増している。

今後、外国人労働者の就労、生活支援を行うだけでなく、地域が一丸となって「産業構造の多様化」や「新産業・新事業の創出」に取り組むことで当地域の安定的な雇用環境を整える必要があろう。

グラフ:静岡県地域別外国人労働者数(平成20年10月末時点)

出所:静岡労働力局資料よりしんきん経済研究所作成

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