リサーチニュース

ホーム > しんきん経済レポート > 2010年No.1 生活保護世帯が増加する浜松市

生活保護世帯が増加する浜松市

浜松市で生活保護を受給する世帯が増加している。
平成21年10月に生活保護を受給した世帯 は合計で約4,000世帯。平成20年10月と比べると生活保護受給世帯は1,000世帯以上増加した。特に「高齢者」「障害者」「傷病者」「母子」のいずれの世帯にも含まれない、「その他の世帯」の増加が目立つ。「その他の世帯」は1,063世帯となり、この1年間で約700世帯増加している。これは浜松地域における雇用環境の急激な悪化による失業者の増加、所得の大幅な減少など、社会的支援を必要とする人々の増加が要因として挙げられる。また、外国人世帯の受給申請の増加も当地域の特徴の一つだ。

現在、一部で景気改善の動きは見られるものの、雇用環境の大幅な改善は見込まれず、生活保護を受ける世帯が今後も増加する可能性がある。
また「その他の世帯」における生活保護受給者は働く意欲や能力があっても、就労経験が少なかったり、派遣労働者や期間社員などの不安定な雇用環境での勤務経験が多いため、新たな職を見つけづらいという面もある。
今後も厳しい雇用環境に備えて行政は離職者のために生活保護などのセーフティーネットを充実させる一方、生活に困窮する前に、官民挙げて再就職の斡旋や職業訓練等を支援することが必要であろう。

グラフ:生活保護受給者世帯の推移

出所:浜松市提供資料を基にしんきん経済研究所作成

※被保護世帯は「高齢者世帯」「障害者世帯」「母子世帯」「傷病者世帯」「その他の世帯」に分類される(厚生労働省:福祉行政業務報告)

しんきん経済レポート一覧へ

  • 遠州信用金庫
  • 浜松信用金庫
  • 信金中金総合研究所

PDFファイルをご覧になれない方は、最新のAdobe Readerをインストールしてください。

アドビアクロバットリーダーはこちらからダウウンロード