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ホーム > しんきん経済レポート > 2010年No.4 浜松市でのバイオマス活用状況

浜松市でのバイオマス活用状況

バイオマスとは「化石燃料を除く再生可能な動植物由来の有機性資源」のことで、使っても大気中の二酸化炭素を増やさないため新たなエネルギー源として期待されている。そんな中、環境保全だけでなく、地域経済活性化のため、このバイオマスの有効活用が各地で広まっている。具体的には「たい肥や製紙原料などのモノ」、「ボイラーなどのエネルギー源」として活用されている。浜松市でも以下のグラフにある通りバイオマス資源の活用が進められている。平成18年度における浜松市全体のバイオマス資源年間発生量(炭素換算量)は12万トンあり、約半数を木質系バイオマスが占めている。この木質系バイオマスの内、市街地からでる「建設廃木材」や製材所からでる「木くず」の活用は進んでいるが、森林からでる「間伐材」はそうではない。「間伐材」の活用が進まない要因として、間伐材を山から搬出するには市場価格と比較してコスト高となるため、山に放置されていることが多いと考えられる。

山に放置されている間伐材をバイオマスとして活用するためには林業の活性化が欠かせない。そのためには林業の機械化、効率的な集材システムの整備等による生産性の向上を図るだけでなく、地域材を建築用材としての製品やエネルギー源等での活用を促し、需要を喚起することも必要である。林業の活性化、間伐材の搬出が進めば、資源循環型社会の構築が図られるだけでなく、地域の雇用創出にも繋がるであろう。

グラフ:バイオマス資源の利活用(炭素換算量での産出)

炭素換算量(湿潤重量から水分を除いた炭素重量)・利用量、未利用量とも平成18年度の数値
出所:「浜松市バイオマスタウン構想」資料よりしんきん経済研究所作成。

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