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ホーム > しんきん経済レポート > 2010年No.9 自動車生産台数と有効求人倍率

自動車生産台数と有効求人倍率

浜松市を中心とする静岡県西部地域は、輸送機器製造業が多く立地している地域である。2008 年のリーマンショック以降、我が国輸送機器産業は大きな痛手を被り、当地域も同様に大きな影響を受け、地域経済が停滞することとなった。

日本自動車工業会の発表によると、自動車の生産台数がこのところ持ち直してきている。平成22 年3月の静岡県西部地域の自動車の総生産台数(※1) は104,934 台となり、平成20 年10 月の108,385 台以来、17ヵ月ぶりの100,000 台以上の生産台数となった。リーマンショックが平成20 年秋であったことから、それ以来の高い水準と言える。

生産台数の推移をグラフで見てみると、リーマンショック以降、急激に減少している。その後、昨年夏に落ち込みに歯止めが掛かかり、毎月順調に生産台数が回復しているのが分かる。回復しているが、3月単月で、ようやく不況以前の状態に回復している状態であり、今後の安定推移が望まれる。

生産台数は回復しているが、雇用環境の改善はこれに伴っていないようだ。自動車生産台数の減少に伴い、当地域の有効求人倍率も比例して急減し、現在も全国平均を下回る水準で推移している(※2)。生産台数の伸びに伴って有効求人倍率の改善も進んで欲しいところだが、有効求人倍率の上昇は3月時点では見られない。生産台数の改善が心理的にも影響を与えるには、個人消費につながる雇用環境の改善が進んだ後となりそうだ。

グラフ:静岡県西部地域の4輪自動車生産台数と有効求人倍率※1:スズキ蠅旅馥眄源座羶堯
※2:3 月の有効求人倍率、浜松地区0.37 倍、全国平均0.45 倍。
出所:日本自動車工業会資料、ハローワーク浜松資料よりしんきん経済研究所作成

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