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ホーム > しんきん経済レポート > 2010年No.10 浜松市内に本社を置く上場企業の決算状況

浜松市内に本社を置く上場企業の決算状況

浜松市内に本社を置く上場企業※1 は平成22年3月現在で18 社あり、その内16 社が3月末を決算日としている。決算を終えて、6月に集中している株主総会に向け、各社、平成22年3月の決算を発表※2した。この16 社の過去4年間の売上高、経常利益を用いて、16 社の内、何社が前期の数値を上回ったかをグラフ化し、当地域の経済状況を概観してみる。

売上高については、平成20年3月時点では16 社の内、12 社が前年に比べて増加していた。平成20年秋にリーマンショックが発生したことから、平成21年3月は1 社が売上高を伸ばしたが、残り15 社が売上高を減少させた。平成22年3月においては16 社すべてが前年の売上高を下回っている。

では、企業の総合的な収益を表す経常利益はどうだろうか。経常利益も平成20年から平成21年にかけて増加企業が大きく落ち込んだものの、平成22年には16 社中9 社が前年に比べて経常利益を増加させており、収益構造が改善している様子がみえる。これは各社、売上高が大きく減少している中でも、 経営努力を継続し利益額の増加をはかってきたことを表してる。

経常利益を伸ばしている企業数が増加しているのはグラフの通りであるが、発表された平成23年3月の予測では、売上高、経常利益とも15 社が前年度より増加すると予想している。予想からは各社の心理面が好転していることが見て取れる。しかし、売上高は前年同月比プラスが数カ月連続し、ようやく底を打った段階である。我々の生活、景況感に影響を与える“中小企業の売上、収益”、“労働者の雇用環 境”の改善はまだこれからであり、景気が良くなったとの実感を得られるのは、もう少し先になりそうである。

グラフ:浜松市内に本社を置く上場企業の収益状況※1 株式公開:東京・大阪・名古屋の1 部および2 部、加えてジャスダックにて株式を上場している企業。
※2 決算発表:各社ホームページより決算短信で把握
各社ホームページ決算短信よりしんきん経済研究所作成

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