リサーチニュース

ホーム > しんきん経済レポート > 地価公示価格の推移

地価公示価格の推移

国土交通省が公表した2015年1月1日時点の地価公示価格によると、浜松市の中心部である商業地の鍛冶町の地価は1屬△燭59.3万円であった。2008年には80万円した地価は、2010年には70万円を、2014年には60万を下回り、現在では2008年と比べて2割以上も価値が下がったこととなる。鍛冶町と三大都市圏の地価の変動率を比べると、鍛冶町の方がいずれの年も下落率が大きい。特に2009年と10年とで下落が著しいのは、リーマンショックにより他地域よりも大きくマイナスの影響を受けたことに加えて、百貨店大手の「大丸」の浜松への出店構想が白紙となったことで、この地域に閉塞感が強まったためであろう。

近年では下落幅は減少傾向にあり、2015年の鍛冶町の減少幅は前年比で2千円、変動率では0.3%の下落にとどまった。一方、三大都市圏の変動率をみると、2014年には1.6%の上昇へと転じ、2015年も1.8%の上昇となり、2年連続して上昇が続く。全国の地方の平均は1.4%の下落となっており、人口減少のみならず地価の動向でも地方と都市圏とで二極化が進んでいる。

土地の価格はその土地の価値が上がることで上昇する。人や企業が集まってこそ、経済活動が活発になり、土地の価値は高まる。人を呼び込む仕掛けづくりや企業誘致、リノベーションや再開発、投資環境等の整備を進め、地域の魅力を高めていくことが求められよう。

地価公示価格の推移

出所:国土交通省の地価公示をもとに作成

しんきん経済レポート一覧へ

  • 遠州信用金庫
  • 浜松信用金庫
  • 信金中金総合研究所

PDFファイルをご覧になれない方は、最新のAdobe Readerをインストールしてください。

アドビアクロバットリーダーはこちらからダウウンロード