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米の購入金額日本一

総務省が行っている家計調査は、家計収支の実態を把握し、国の経済政策・社会政策に役立てるために行われている調査。もっとも、浜松市民にとっては「宇都宮市との餃子対決」「うなぎ蒲焼き購入金額日本一」の根拠となっている調査といった方が、馴染みがあるのかも知れない。

餃子の「浜松vs宇都宮」同様、ここ数年購入金額を競い合っているのが「米」と「パン」。20年前は、米の購入金額がパンの約3倍あったが、年々差が縮まり、2011年にはパンが初めて米を逆転した。2012〜2013年は再び米が上回ったものの、2014年はパンが上回った。県庁所在地・政令指定都市の52都市中40都市でパンが米を上回っており、日本全体でみると日本人の食生活の変化が進んでいる。

浜松市をみてみると、2014年の1世帯当たりの米の年間購入金額は36,141円で、52都市中1位。ちなみにパンの年間購入金額は28,336円で32位。米とパンの購入金額の差は7,805円で、米がパンを上回っている都市の中では差額が最も大きい。

浜松市民が米の購入金額が多い要因を詳細に分析するのは別の機会に譲るとして、ここでは大胆な仮説を一つ挙げたい。それは「浜松市民は米が好きというよりも、米と相性がいいおかずが好き」ということ。家計調査で浜松市が上位にランキングされる餃子やうなぎの蒲焼きは、パンよりも米の方が相性がいい(餃子は麺類とも相性がいいが、少なくともパンと米との比較では米との方が相性がいい)。

現在、日本の食料自給率は低迷しており、その大きな要因は日本人が米を食べなくなったことといわれている。食料自給率を回復させるには、米を食べてもらうことが一番だが、単に「米を食べよう」と訴えても効果は薄い。前述の仮説が正しければ、「餃子を食べよう」「うなぎを食べよう」と訴えたほうが(仮にその食材の自給率が低くても)、間接的に米の消費につながり食料自給率が改善すると思われる。

米の購入金額日本一

資料:総務省家計調査をもとにしんきん経済研究所作成

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