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シニア層の就業率が高い浜松市

総務省では5年ごとに全国及び都道府県、各地域の就業の実態に関する調査を行ない、「就業構造基本調査」として公表している。本調査項目は勤め先の業種・雇用形態・就業日数・年収・希望する仕事内容・育児介護の状況など多岐にわたる。

上記統計資料の年齢別の就業率をみると、70〜74歳で働いている人の割合において、浜松市の就業率は「男女全体」が30%、「男性」が36%、「女性」が25%であった。男性の方が女性に比べて就業率は高く、これは全国的にも同じ傾向にある。次に、政令都市間での比較をみると、浜松市は就業率の高い順で男女全体は1位となり、女性も1位、男性は3位となった。逆に、最も低い都市は、男女全体が堺市の15%、男性が北九州市の23%、女性が堺市の6%であった。浜松市と最も低い都市とを比べると、男女全体と女性において浜松市は2倍以上高い就業率となっている。

なお、浜松市は上の年齢層以外のシニア層でも就業率が高い。上記と同じ政令都市間での比較で、65〜69歳の年齢層で1位、60〜64歳および75歳以上でも3位であった。浜松市はシニア層の勤労意欲が高いとともに、企業側でもシニア層の受け入れに寛容である、ということだろうか。さらに、浜松市は健康寿命も政令指定都市で最も長い。逆に、就業率の低い北九州市や堺市では健康寿命も他の都市と比べて短いことから、長く働けることと、長く健康でいられることは少なからず関連性がありそうだ。以上のことから、浜松市は“いつまでも働き、元気でいられる”産業都市を目指してはいかがだろうか。

 

図表 主要政令指定都市における70〜74歳の就業率資料 就業構造基本調査をもとに当研究所作成

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