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海外展開企業数の推移

自動車メーカー大手8社の2015年の国内生産台数は前年比5.1%減の874万台と、2年ぶりの減少となった。一方で、海外生産台数は前年比3.8%増の1,784万台となり、スズキを含め6社が過去最高を更新した。国内生産が振るわないなかで、海外生産は極めて好調である。

静岡県が毎年調査している「静岡県内企業海外展開状況調査」によると、2015年の県西部の海外展開企業数は224社、事業所数は733カ所となった。2014 年と比べて企業数は6社、事業所数は23カ所増えた。企業数の推移をみると1990年と比べて4倍強、2000年と比べて約2倍となっており、海外進出は年々増加傾向にある。また、1社あたりの事業所数をみると1990年には4.6カ所であったが、2015年は3.3カ所となった。資本の少ない中小企業の進出も活発化しており、1社あたりの事業所数は低下しているとみられる。

海外の景気減速懸念や政治リスク、為替の変動、人件費の上昇といった様々な問題があるにしても、日本は人口減少により需要の減少が予想され、成長が期待できる海外に進出していくこの流れは今後も続いていくだろう。とは言え、中小企業が海外で事業展開するには資金や人材面などハードルも高く、また進出したとしても赤字が続く企業や撤退した企業も決して少なくない。大切な経営資源が損なわれないためにも販売先や信頼できる提携先を確保し、自社の成長につながるよう期待したい。

図表 静岡県内企業海外展開状況調査

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