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浜松市の待機児童数の推移

「待機児童」とは、保育所等への入所を希望しているにもかかわらず、入所できない児童のこと。待機児童は社会問題化して久しいが、地方創生の取り組みや、「保育園落ちた」と題した匿名ブログをきっかけに、国と地方が一体となって取り組まなければならない最重要課題との認識がさらに高まってきている。

浜松市の2015年4月1日時点の待機児童数は407人。5年連続で増加し、前年と比較すると92人増加した。ここ数年で、保育所の定員数は2,000以上増えたが、保育需要はそれ以上のペースで増えているため、待機児童数の増加に歯止めがかかっていない。2016年度も保育所や認定こども園などの新増設により大幅な定員増を見込むが、需要増に追いつけるかは予断を許さない。

待機児童がなかなか解消されない理由の一つに、共働き世帯の増加がある。経済的理由とは関係なく、ライフスタイルの変化により共働き世帯が増加しているほか、将来的に世帯主の賃金が上昇しないことを見込んで共働きを希望している世帯も多い。

また、企業が従業員の仕事と子育ての両立を図るための雇用環境を積極的に整備し、育児休暇を取得する人が増えているにもかかわらず、職場復帰の際に必要な保育施設の拡充がそれに追いついていないことも、待機児童が解消されない一つの要因といえる。

浜松市が昨年まとめた「浜松市”やらまいか”総合戦略」によると、基本目標の一つに「子育て世代を全力で応援するまち」を掲げ、結婚・妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援を行うとしている。結婚から子育てのライフステージの中には、きっかけづくりや助成金の支給など応援が中心の対策もある。しかし待機児童の解消は、施設の整備、保育士の待遇改善など、行政が当事者意識をもち解決していなければならない。

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