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外国人宿泊者の国別の内訳

2015年の日本を訪れる外国人旅行者は前年比632万人増の1,973万人となった。“爆買い”に象徴される中国人旅行者の増加が大きく牽引し、前年に引き続いて過去最高を更新した。政府は当初目標としていた2,000万人を早期に達成する見通しが立ったことから、2020年の目標を4,000万人に、2030年には6,000万人へと上方修正し、外国人旅行者数の拡大を地域にも波及させていく観光戦略を掲げた。地域活性化の切り札として外国人をターゲットにした観光産業が今後注目される。

外国人の延べ宿泊者数の国籍別の内訳をみると、第1位が中国、第2位が台湾、第3位が韓国となった。上位3ヶ国はいずれもアジア諸国であるとともに、この3ヶ国で全体の半数を超す。浜松市をみると第1位は全国と同じく中国であるが、中国の割合は8割にも達しており、浜松市における中国人宿泊者のウェイトは全国と比べて極めて高い。第2位から4位はいずれも2%で、マレーシア、アメリカ、台湾が横並びにある。

浜松市に中国人宿泊者が多いのは、浜松が東京と大阪との間のゴールデンルートの中間地となっていること、交通アクセスが良いこと、大都市と比べて宿泊料金が安いこと、中国人宿泊者を受け入れるだけの宿泊施設のボリュームがあることなどが考えられる。反面、台湾や韓国、香港、アメリカといった旅行者にとって浜松はまだまだ優先的に訪れたい地域とはなっていないようだ。

中国の景気減速懸念や為替の影響はあるにしても、中国人の所得水準の高まりやビザの緩和、中国の人口を考えれば、今後も増えていく可能性は高い。外国人全体にインバウンド対策を進めていくことも当然大切だが、まずは浜松市は中国人宿泊者をターゲットにしてみることも一つの選択肢ではないだろうか。

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