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スポーツ(運動)への取り組み

浜松市では毎年、市民3,000名に対して「浜松市民アンケート」を実施している。市はこれによって市民の生活意識や浜松市政に対する関心またはニーズなどを把握するとともに、今後の市政の方向性や事業への展開といった様々な施策の基礎資料として活用する。

本アンケート(2015年度)の過去1年間における浜松市民の運動(ウォーキングから競技 まであらゆる運動を含む)の取り組み状況をみると、全体では「週3回以上」が30%となり、「週1回以上」の21%を合わせた『週1回以上運動している』割合は51%であった。「年に数回程度」と「年に1回もしない」を合わせた『ほとんど運動しない』は36%となり、週1回以上の運動をしている人が5割、ほとんど運動しない人は4割となっており、概ね “運動する”“しない”の2パターンに分かれている。

年代別にみると『週3回以上』の割合は70歳以上が50%と最も多く、次いで60代の35%であった。20代を除くと、年代を追うごとに『週3回以上』の運動をしている割合が高くなる。一方、「年に数回程度」と「年に1回もしない」を合わせた『ほとんどしない』は 40代が46%と最も多く、次いで50代の41%、30代の39%であった。30〜50代の運動への取り組み状況は他の年代と比べると低い。

厚生労働省でも運動が病気の発生を減らしたり、生活の質の改善をもたらす精神的な効果があることを認めている。浜松市でも気軽に健康づくりに励めるよう、“うごく&スマイル”という取り組みを行なっている。10月に入り、暑さも和らぎ過ごしやすくなった。“スポーツの秋”でもある。体力アップ、生活習慣病の予防、気分転換など、今まであまり運動してこなかった人もこれを機にからだを動かしてみてはどうだろうか。

図表 浜松市民のスポーツ(運動)への取り組みについて
浜松市民アンケート(2015年度)より
当研究所加工作成

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