リサーチニュース

ホーム > しんきん経済レポート > 行政の婚活支援

行政の婚活支援

浜松市が婚活支援に取り組み始めた。婚活とは、結婚のために異性との出会いを積極的に求めたり、自分磨きをしたりする活動のことで、就職活動の略称である「就活」から派生した言葉。近年、職場や地域での自然な出会いやお節介焼きの人が減少していることが背景にあり、就活に合同セミナーがあるのと同様、婚活イベントが各地で行われている。

下のグラフは、浜松市が昨年行った「浜松市結婚等に関する意識調査」(市内在住及び勤務の20〜39歳の未婚男女1,791人が回答)の結果の一部。結婚の希望についてたずねたところ、男性の75.5%、女性の85.3%は結婚願望(「したいと思っている」と「できればしたいと思っている」の合計)があり、「結婚するつもりはない」と回答した人は男性4.7%、女性2.2%と少数だった。また、「結婚したい男女の出会いの場づくり」を行政に期待するとの結果もあり、浜松市が婚活支援を始めたことは意義のあることと考える。

もっとも、婚活支援はすでに数多くの民間業者が行っている。浜松市が婚活支援を行うからには、単に個人の希望を叶えるだけではなく、人口・少子化対策の視点が求められる。浜松市でも結婚から妊娠、出産、子育てまでの切れ目ない支援の一環として婚活支援に取り組んでいるが、UIJターン支援との連携も求められる。

婚活支援は希望者が多いほど理想の異性に出逢える確率は高まる。浜松市ほどの都市規模ならば、十分な希望者を集められるかもしれないが、小さな自治体ではできる支援に限りがある。そこで、遠州地域を一つの生活圏と捉え、婚活支援は各自治体が連携して行い、妊娠・出産・子育て支援はそれぞれの自治体が知恵を出すといった仕組みも必要だ。

図表 浜松市「浜松市結婚等に関する意識調査」
出所 浜松市「浜松市結婚等に関する意識調査」

しんきん経済レポート一覧へ

  • 遠州信用金庫
  • 浜松信用金庫
  • 信金中金総合研究所

PDFファイルをご覧になれない方は、最新のAdobe Readerをインストールしてください。

アドビアクロバットリーダーはこちらからダウウンロード