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親子世代で同居を希望する?

浜松市では毎年、市民3,000名に対して「浜松市民アンケート」を実施している。市はこれによって市民の生活意識や浜松市政に対する関心またはニーズなどを把握するとともに、今後の市政の方向性や事業への展開といった様々な施策の基礎資料として活用する。

2016年のアンケート「誰と一緒に住むことが理想的か」の質問項目に対して、「子供・孫・親・祖父母など多世代と同居」(以下、多世代と同居)が60%と最も多く、次いで「夫婦のみ」が27%となった。年代別にみた場合でも、いずれの年代も「多世代と同居」が最も多くなった。10代をみると「1人」を希望が14%と、どの年代よりも高い。これには一人暮らしへのあこがれもあるだろう。

60代、70代をみると、「多世代と同居」が他の年代と比べて低く、「夫婦のみ」が他の年代と比べて高い。特に60代では「夫婦のみ(40%)」と「多世代と同居(46%)」との差がわずか6%しかない。(長男が)家を継ぐべきといった風潮は次第に薄れてきているとともに、上の年代であっても子供たちとの生活を望まず、自分たちの生活を優先したいという割合が比較的高いことも分かった。

今回の回答項目では20〜50代の年代層の「多世代と同居」が、親と住みたいのか、それとも子供と住みたいのか、までは分析できないとは言え、全ての年代層の多くで「多世代と同居」を望んでいる。家事や子育て、日々の会話、家計のやりくりなど、多世代で暮らしていれば良い点もある。その一方で、子供や孫の面倒をみること、日々のやり取りを煩わしく感じる高齢者も増えているのだろう。親子間で あっても、それぞれの家庭に合った適度な距離感の共有が子供世代、親世代とで必要になってきている。

図表 誰と一緒に住むことが理想的ですか?
出所 誰と一緒に住むことが理想的ですか?

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