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高齢者は75歳から

先月、日本老年学会などは、現在65歳以上と定義されている高齢者の定義を75歳以上に引き上げるよう提言した。現在の高齢者は10〜15年前と比較して5〜10年「若返り」しており、65歳〜74歳の人達の大半は活発な社会活動が可能とのこと。そのため、65歳〜74歳を「准高齢者」と区分。准高齢者を「支えられる側」ではなく、「社会の支え手」として捉えることが必要としている。准高齢者という言葉に堅苦しさを感じるが、現在の高齢者は昔と比べて若返っていることに違和感はない。

現在の浜松市の高齢化率は26.7%(2015年推計)。今後高齢化率は右肩上がりで上昇し、2040年は36.8%になると推計されている。高齢者を75歳以上とした場合、現在の高齢化率は13.2%(2015年推計)。単純比較をすると高齢化率は半分となり、1995年の水準(14.8%)を下回る。もちろん高齢者の定義を見直しても高齢化は進むが、2040年でも21.6%と現在を下回る水準にとどまる。65歳〜74歳の層が社会の支え手になるインパクトは大きい。

ただし現状では、社会保障や雇用慣行など世の中の仕組みが高齢者の若返りに追いついていない。また、高齢者は総じてみれば若返っているが、健康状態の個人差は大きい。とはいえ、70歳前後の人達が自身の体力に応じ各方面で活躍することは、本人の生きがいだけではなく、地域の活力向上のためにも必要不可欠といえ、新たな仕組み作りが求められている。

 

図表 浜松市の人口推移と高齢化率の推移
出所 総務省「国勢調査」、国立社会保障・人口問題研究所「将来推計人口」をもとに作成

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