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浜松市の製造品出荷額、2兆円を割り込む

2015年の市区町村ごとの製造品出荷額等がこの程、総務省の経済センサスより公表されたので今回報告したい。浜松市における2015年の製造品出荷額等は1兆8,180億円となり、前年を1,877億円下回った。全国の市区町村単位で順位を並べると、浜松市は23位となり前年の20位から3つ順位を落とす結果となった。浜松市の全国順位は2007年の9位から低下傾向にある。

製造品出荷額等を様々な観点からみると、静岡県単位では前年比3,213億円のプラスとなった。一方、静岡県西部地域は前年比3,037億円のマイナスとなった。静岡県西部地域を市町単位でみると、浜松市の1,877億円の減少が最も大きく、次いで湖西市の▲1,194億円、磐田市の▲576億円、掛川市の▲109億円であった。袋井市、菊川市、御前崎市、森町はプラスとなった。

浜松市を行政区別にみると、中区、浜北区、南区、天竜区の順に減少幅が大きかった。中でも中区が1,925億円の減少となり、今回の浜松市の減少1,877億円に非常に大きな影響を及ぼした。北区、西区、東区は前回と比べてプラスとなった。

浜松市の製造品出荷額が減少し、県西部地域でみても減少しており、かつ浜松市の製造業の利益も減少していることから、製造拠点が県西部地域を離れたか、もしくは出荷額自体が喪失してしまい、それに応じて利益も損なわれたと考えられる。高付加価値な製造品の開発やサービスの提供等、出荷額が減っても利益を出せるような事業変革が求められる。地域としても一丸となって対応していかなければならない。

 

出所:浜松市の製造品集荷額等と全国順位
経済センサス及び工業統計をもとに加工分析

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