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井伊直虎の活用方法について

2017年はこの地が舞台のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」が放映され、大河ドラマ館をはじめ浜松地域は官民を通じた取り組みにより大いに賑わいをみせた。浜松市は地域を盛り上げるため、主人公の井伊直虎をモデルとしたキャラクター「出世法師直虎ちゃん」(以下、直虎ちゃん)を作り上げた。これにより、地元企業や団体は大河ドラマ放映に向けて直虎ちゃんを使ったイベントの実施や商品を販売することができ、直虎ちゃんも地域活性化の一役を担ったと思われれる。

直虎ちゃんが静岡新聞に取り上げられた掲載件数をみると、2016年で47件、2017年で123件だった。出世大名家康くん(以下、家康くん)の2017年の掲載件数が97件だったことを踏まえると、直虎ちゃんの方が家康くんよりも注目されたことがうかがえる。一方、家康くんは直虎ちゃんの活躍により、露出を減らした格好となった。

当地域は大河ドラマにより井伊直虎を全国に知らしめることができた。大河ドラマはすでに終了しているが、井伊直虎という歴史資源は残り続けることから、今後も直虎ちゃんを活用し、浜松市民の郷土愛の醸成や奥浜名湖の観光へとつなげてほしい。井伊家のつながりを活かした滋賀県とのさらなる連携や徳川四天王など他地域との連携も大切だろう。歴史的観光資源の深掘りや家康くんと直虎ちゃんの両方を活かした次の展開、歴史以外の他の地域資源との組み合わせなど、昨年、浜松へ来てくれた観光客が今年も来てもらえるような取り組みを期待するものである。

 

日経テレコンの検索件数をもとに研究所加工作成
日経テレコンの検索件数をもとに研究所加工作成

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