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浜松市の将来人口

国立社会保障・人口問題研究所では5年毎に「日本の地域別将来推計人口」を公表している。先月末に公表された最新の結果(2018年推計)をみると、現在80万人弱の浜松市の人口は徐々に減少、2045年には70.4万人となり、2015年比約9万人の減少となる。

いよいよ本格的な人口減少社会に突入する浜松市だが、5年前の推計(2013年推計以下、前回推計)と比較すると、人口減少のペースはやや和らいでいる。前回推計では2040年には70万人を割り込み、67万人になると推計されていた。2040年時点でみると、前回推計時から5.7万人上昇修正、70万人を割り込むのは10年ほど後ずれする見通しとなった。

人口減少ペースが和らぐ主な要因は、人口流出に歯止めがかかっているため。前回推計時では30〜50歳代の男性は流出が続くとの計算となっているが、今回推計では流出率の低下や年代によっては流入超になる計算になっている。

なお、人口流出に歯止めがかかるか否かの計算は、将来の産業構造の変化を予測して見通しているのではなく、過去数年間の人口移動傾向が将来も続くと仮定して計算している。よって、リーマンショックの影響が強く反映している前回推計では人口減少ペースが速い推計となり、景気回復基調のなかにある今回推計では人口減少ペースが緩やかな推計となっている。将来推計人口は、現在の延長線上で将来を推計する一つの目安であり、今後浜松の産業構造がどのように変化するかによって、将来の人口も大きく変わると考えたほうがよい。

日本全体の人口減少は当分避けることはできないが、全国一律に人口が減少するのではなく、地域間の格差が大きくなる。既存産業の高度化はもちろん、新産業の創出、起業の促進などに力を入れ全国から人が集まる浜松を目指すことで、人口減少ペースを和らげていきたい。

 

国立社会保障・人口問題研究所は「日本の地域別将来推計人口」もとにしんきん経済研究所作成
国立社会保障・人口問題研究所は「日本の地域別将来推計人口」もとにしんきん経済研究所作成

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