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大河ドラマ館、団体バスの利用結果

2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の放映に伴い、浜松市に設置された大河ドラマ館には78万人の来場者が訪れた。大河ドラマ館には、北は北海道から南は九州・沖縄地方に至る日本全国から多くの観光客が浜松市を訪れ、歴代2位の来場者数を記録するなど、大成功を収めることができた。

今回、大河ドラマ館来場者78万人のうち、26万人が団体バスを利用して大河ドラマ館を訪れた(事前予約のあった団体のみの集計)。その団体バスの都道府県別の利用状況をみると、愛知県の5.4万人が最も多く、全体の21%を占めた。次いで静岡県の4.4万人(17%)であり、3番目は東京都の2.2万人(8%)であった。予想にたがわず、浜松市に近い愛知県やご当地の静岡県から多くの観光客が訪れた。一方で、大都市圏である大阪府や神奈川県の団体バス利用客は伸び悩み、1万人に達しない結果となった。

今回の団体バスの利用状況をみる限り、浜松市が観光振興を図る上では、隣の愛知県民や静岡県を最も良く知る静岡県民にリピーターになってもらうことが近道だと捉えることもできる。一方で、市場規模や利便性から首都圏の東京に宣伝することで、より多くの方に浜松市を知ってもらい、訪れてもらう観光誘致も効果的だろう。

現在、静岡県ではJRや旅行会社、地方自治体などが協力し、来年のデスティネーションキャンペーンに向けたプレイベントを実施中である。その観光商品の中には定番な観光商品をはじめ、浜名湖の湖面に立っているかのような撮影体験や、列車に乗ったままの転車台での回転や洗車の体験ができるなど、際立った商品も販売中である。今後も観光資源を更に磨き、魅力を高めて、初めての観光客やリピーターがいずれも増えていくことを期待したい。

 

はままつ直虎プロジェクト公式記録をもとに研究所加工作成(大河ドラマ館入館本部に申込のあった団体を集計)
はままつ直虎プロジェクト公式記録をもとに研究所加工作成(大河ドラマ館入館本部に申込のあった団体を集計)

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