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浜松市は農業の一大産地

農林水産省の農業産出額(推計)によると、2016年における浜松市の農業産出額(推計)は533億円だった。市町村別ランキングでは7位と上位に位置する。ちなみに全国トップは、田原市(愛知県)で、52億円となっている。浜松市のここ3年の推移は、2014年484億円、2015年510億円、2016年33円と増加傾向にある。

この内訳を見てみると、果実が177億円(33%)と最も多く、次いで野菜が147億円(28%)、花きが69億円(13%)の順となっている。この3品目で全体の74%を占めており、浜松の農業の主力となっている。特に、浜松市の果実と花きは全国トップクラスの産出額を誇る。果実は、みかん、温室メロン、ネーブル、ピオーネ、次郎柿などが栽培されている。野菜は、玉ネギ、ネギ、セルリー、馬鈴薯など。花きは、日本一の産地となっているガーベラをはじめ、菊、バラ、フリージア、こでまり、ホオズキなどの栽培が盛んである。

果実の中で、みかんは、奥浜名湖の温暖な気候風土の中、湖岸を見下ろす山の中腹で多く栽培されている。近年では、みかん狩りのみかん園、みかんワイン、みかんそうめん、みかんジュース、といった観光事業や特産物づくりにも力を入れている。

花きの中で、ガーベラの生産は、浜松市で盛んで、その中心は舘山寺、庄内地区など浜名湖近辺である。需要面でも、生け花用が主体だった時代には使いづらさのあったガーベラも、フラワーアレンジメントが盛んになるにつれて市場性が高まった。

このように、浜松市では日照時間が長く温暖な気候により、多種多様な農作物が栽培されている。しかしながら、これだけ一大産地を抱えているにもかかわらず、意外と市民には知られていない。みかんやガーベラのように、農作物のブランド化を図り、内外に発信していく努力が一層必要だと考える。

 

図表:2016年浜松市の農業産出額(推計)の内訳
出所:農林水産省 市町村別農業産出額(推計)をもとにしんきん経済研究所作成(単位:億円)

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