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浜松市の雇用者数、微増にとどまる

先月発表された2017年の就業構造基本調査によると、静岡県の雇用者数は174万人となり、2012年の前回調査と比較して、2.7万人の増加となった。都道府県別にみると、48都道府県のうち39都道府県で雇用者は増加し、日本全体では219万人の増加となった。

浜松市をみると、2017年の雇用者数は37万人となり、5年前の調査と比べて1千人の増加となった。雇用者の増加数を政令指定都市間で比較すると、大阪市が11万人の増加で最も多く、次いで川崎市の9万人の増加、名古屋市は4.5万人の増加、静岡市は1.8万人の増加であった。全ての政令指定都市で雇用者は増加したが、浜松市の増加が最も少ない結果となった。

また、増加率での比較では、川崎市の13%が最も大きく、次いで広島市の10%であった。静岡市は6%だったが、浜松市は0.3%の増加にとどまった。政令指定都市間の比較では、浜松市は増加数と増加率のいずれも最も少ない結果となった。

都市としての魅力を高めるためには、雇用を創出する企業の活躍も重要な要素の一つである。しかしながら、企業にとっても、売上を伸ばしたい、新たな事業を始めたい、地域を良くしたい等の気概がなければ、雇用を増やすことはないだろう。もしかしたら、多くの市内企業の成長が伸び悩んでいるとも考えられる。将来への安定成長や社会変化に対応するためにも、将来に備えた種まきが必要である。技術レベルの向上や商品開発、業績を伸ばすための人材育成など、雇用が創出される企業の取り組みに期待したい。

 

図表:政令指定都市別、雇用者の増加数(2017年−2012年)
総務省 就業構造基本調査を基に研究所加工作成

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