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減少する浜松市の総農家数

2018年12月20日

浜松市は日照時間が長く、温暖な気候のため多種多様な農作物が栽培されており、農業の一大産地となっている。特に果実と花きは全国トップクラスの産出額を誇る。果実はミカン、温室メロン、ネーブルなど、花きは日本一のガーベラをはじめ、菊、バラなどが栽培されている。

しかし、農業の現状を見てみると、浜松市の総農家数は減少傾向にある。2015年の浜松市の総農家数は、11,954戸で、20年前の1995年に比べると5,774戸(33%)減少した。全国でも、37%の減少となっている。また、2015年農林業センサス結果報告書による浜松市の農業就業人口(販売農家)は11,576人であった。年齢階層別に見ると、75歳以上の農業就業人口は、4,061人と全体の35%を占めている。60歳以上の農業就業人口は、8,843人で全体の76%にもなる。このまま高齢化が進むと、農業の担い手が今以上に減少してしまう。

さらに、浜松市の総農家における耕作放棄地は、20年前(1995年)の1,059haから107ha増えて1,166ha(2015年)となっている。これは、雄踏町の面積8.15km2と舞阪町4.63km2を合わせた面積12.78km2(=1,278ha)にほぼ相当する面積だ。

浜松市は、今まで「ものづくり」を基盤に発展してきたが、リーマンショックにより、製造品出荷額等も4割以上減少した。そうした中、6次産業や農商工連携等、農業に期待が集まっている。植物工場などに代表される新農業も成長分野の一つと考えられる。新農業の成長を促すとともに農業の衰退に歯止めをかけたい。農業が重点産業になり、新たな雇用の創出につながることを期待したい。

図表:浜松市の総農家数の推移
出所 農林業センサス、浜松市 HP をもとにしんきん経済研究所作成

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