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浜松市はお酒の消費金額が全国最下位

2019年12月5日

毎年11月の第3木曜日はボージョレヌーボー(以下、ボージョレ)の解禁日とされ、今年は11月21日に解禁となり、全国でボージョレファンが新酒の味を楽しんだ。日本ではボージョレのようなワインに加え、日本酒・ビール・焼酎・ウイスキーなど、実に様々な種類のお酒を飲むことができる。これから年末・年始に向けて、お酒を飲む機会が益々増えるという人も少なくないだろう。

そこで、今回は主要都市のお酒の消費金額を見てみたい。下のグラフは、2018年の都道府県庁所在地及び政令指定都市における、1世帯あたり(2人以上の世帯)の酒類全般の年間購入金額(以下、家飲み)、及び外食における飲酒代(以下、外飲み)を表したものである(総務省:家計調査)。浜松市をみると、合計で42,927円と全国で最も少なくなっている。上位3市は高知市(84,722円)、札幌市(82,087円)、新潟市(78,914円)で、浜松市は高知市の約半分の金額でしかない。一方、下位3市は浜松市(42,927円)、和歌山市(46,292円)、岡山市(46,427円)となり、浜松市は全国平均(59,190円)との比較でも16,263円少なくなっている。特に家飲みでは、浜松市(27,701円)に次いで少ない岡山市(33,082円)と比較しても5,381円少なく、ダントツの最下位となっている。その理由として、浜松市はお酒を飲まない人の割合が多いこと(平成28年国民生活基礎調査から)や通勤手段に自家用車を利用している割合が多いことなどが考えられる。

近年は、若者の酒離れ等によりお酒の消費量は減少傾向にあるものの、日本では花見酒、月見酒、雪見酒など、四季折々の自然の中でお酒を楽しむという独自の文化が今も息づいている。加えて、コミュニケーションツールとしての一面も持ち合わせ、社会における良好な人間関係作りにも欠かせない存在である。お酒が持つ特性を活かしながら、市民がお酒に触れ合う機会を今以上に創出することで中心市街地の活性化、さらには浜松経済の活性化にも繋がるのではないだろうか。

図表:主要都市の1世帯当たりの酒類全般の年間購入金額と外食における飲酒代(2018年)
出所 「総務省家計調査」を基に研究所加工作成

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