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浜松市の温暖化進行

2020年2月20日

2019年12月、アメリカの雑誌「タイム」は今年の人にスウェーデンの環境活動家であるグレタ・トゥーンベリさんを選んだ。同年9月の国連気候行動サミットにおける彼女のスピーチ映像は、記憶に新しいところである。グレタさんは世界が直面する「地球温暖化対策」を訴え、厳しい表情と辛辣な言葉で世界中の注目を集めた。

18世紀半ばから始まった産業革命以降、人間は石炭や石油などの化石燃料を燃やして産業活動や生活に利用してきた結果、大気中のCO2が増えたことで温室効果ガスも増加、地球温暖化が進んだ。世界の平均気温は、産業革命前と比較すると1℃上昇したと言われており、中でも日本は1898年以降、100年あたり1.24℃の割合で上昇している。では、浜松市の状況はどうだろうか。下のグラフは約100年前(1915年〜1919年)と現在(2015年〜2019年)の浜松市における5年間の平均気温を月別に表したものである。100年前との比較では、5月で3.0℃、3月で2.9℃、年間平均でも1.94℃と、2℃近く上昇しており、日本全体の上昇と比較しても0.7℃も上回っている。

温暖化の進行は、自然災害の増加や食料の減少など、私たちの日常生活に深刻な被害を及ぼす可能性がある。一方で、経済の発展が無ければ、温暖化対策の技術革新も生まれない。温暖化は地球全体の問題であり、温室効果ガスの削減に向けて、個々ができることは限られてはいるものの、浜松市では日本の平均以上に気温が上昇していることを踏まえれば、住民・企業・行政が一体となって経済と環境の両立に、より一層真剣に取組んでいく必要があるのではないだろうか。

図表:浜松市の平均気温の推移
出所 「国土交通省気象庁データ」を基に研究所加工作成

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