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居酒屋、飲食店よりも厳しく

2020年11月19日

新型コロナウイルス感染症が経済に与える影響を把握するため、内閣府地方創生推進室と内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局ではV-RESASというデータを提供している。滞在人口や消費、宿泊者数、飲食などの動向を調べることができる。飲食の動向では飲食店のサイト閲覧数の推移が分かる。飲食店の閲覧数と売上動向は少なからず関連性があると予測される。

浜松市における2020年の飲食関連の閲覧数の前年比較をみると、すべての飲食店(以下、全飲食店)と居酒屋等のいずれも2月中までは前年を上回ることが多かった。なかでも居酒屋の方が全飲食店よりも増加率が総じて高かったことが分かる。しかしながら2月終盤に小中高の臨時休校が要請されると、3月以降、全飲食店と居酒屋等のいずれも前年を下回るようになった。なかでも居酒屋等の落ち込みが大きく、4月4週においては▲84%と8割を割り込んだ。

5月以後は改善傾向にあり、全飲食店では10月2週で+7%と前年を上回るようになった。自粛疲れとともにGo To キャンペーンの効果もあるようだ。ただ、居酒屋等では10月2週時点で▲19%、10月4週時点では▲26%と、いまだ厳しい状況にある。

浜松市では「はままつ安全・安心な飲食店認証制度」を設けるとともに、飲食店でも安全対応により来店を促す取り組みを始めている。県下の信用金庫でも地域の応援をと、職員に飲食費を助成し、取引先の飲食店の売上回復を後押しする取り組みなどもみられる。どうしても感染者数の増減で一喜一憂してしまう状況ではあるが、感染者数が落ち着いているようであれば、飲食店を応援する気持ちも大切ではないか。Go TO キャンペーンもうまく活用し、より多くの方が飲食店を積極的に利用してくれることを期待したい。

図表 浜松市における飲食関連の閲覧数の推移(前年比)
出所: V-RESASを基に研究所加工作成

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