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街中の人出、夜間は特に厳しく

2021年4月15日

新型コロナウイルス感染症による経済への影響を把握するため、内閣府地方創生推進室と内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局ではV-RESASなるデータを提供しており、その中には時間帯別や居住地別の滞在人口の動向が記されている。ソフトバンクのグループ会社がスマートフォンの特定のアプリの利用に際し同意したユーザーの位置情報に基づき提供したデータであるが、最近では公的な統計資料にもスマートフォンから得たデータが用いられるようになっている。

下のグラフは新浜松駅周辺の滞在人口を2019年の同月同週と比較したグラフである。浜松市民の昼前後(11〜14時)の人出は2021年に入り、2019年と比べて総じて増加に転じたことが見て取れる。一方、浜松市民の夜間(20〜24時)の人出は1月1週に2019年を上回ったが、それ以降はマイナスが続く。2021年の昼前後との比較では概ね10〜20ポイント低い。静岡県外の居住者の夜間の人出にいたっては更に低い。夜間の時間帯の人出は少なからず飲食によるものと想像されるが、特に街中の飲食店ではこうした県外居住者の来店が大きく減ってしまったことも売上不振に大きく影響を及ぼしていると考えられる。

3月に入り、静岡県や浜松市では飲食店の支援を再開した。静岡県のGo To Eatは販売終了期間を待たず完売、これは消費者にとっても飲食店を応援(利用)したいという気持ちの表れだろう。浜松市では飲食代金をキャッシュバックするキャンペーンの2回目が開催される。また、同時に特定の飲食店に対して利用金額を上乗せする「さきめし」も始まっている。ワクチン接種によりコロナ禍が収まり、気兼ねなく飲食店に行けるようになり、飲食店が再び活況となることを期待したい。

図表 浜松市の農家戸数の推移
出所:V-RESASを基に研究所加工作成

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