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活気が戻った浜松まつり

2024年5月16日

「浜松まつり」は県西部地域におけるゴールデンウィーク中の最大イベントである。行動制限の無い中で行われた今年の浜松まつりは、天候にも恵まれ大いに盛り上がった。

主催者発表による2024年の人出は245万人となり、過去最高を記録した2023年に次いで過去2番目となった。今年は2023年よりも10万人少なかったが、昨年に近い盛り上がりを見せたと推察される。

2023年は行動制限の完全解禁前のため多くの町で一定の制限があったと聞いたが、今年は祭り参加者も昨年以上に楽しんだことと思われる。また、今年の観光イベントにおいては浜名湖花博2024が開催中なことや、ゴジラ-1.0などのロケ地めぐりも期間中の人出に寄与したのではないだろうか。参加はしていないが浜松まつりの観覧を楽しむ市民も多くいたに違いない。

浜松まつりは4、5百年前に子の誕生を祝うための凧揚げが起源とされる伝統行事であり、来年以降も盛り上げていくことが大切である。そのためにも凧揚げほか、豪華な屋台の引き回し、勇ましい激練り等の歴史を守るとともに、より多くの方が楽しめる祭りにしていくことも求められる。元々の市民だけでなく新たに来られた市民や観光客もより魅力を感じ、今以上に多くの方が参加、観覧できる祭りになっていくことを期待している。

図表:浜松まつりの人出
出所:浜松まつり組織委員会発表資料

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